ナズナ記

日記

林檎改造記。

私の手元にMac mini Late2012がある。もう7年前の骨董品だがMojaveでも十分に動く。

 

なぜかというとこいつは4コアでマルチコアスコアが意外と高い。後発のMac mini Late2014は2コアモデルしかなかったのでマルチコアスコアが低く、Late2012をわざわざ購入する人さえ居たらしい。

私の手元にあるのはLate2012 i7モデルであるので4コアある。十分に戦える性能を持っている。

  

しかしながら、ストレージは2.5 in HDD。劇遅である。あまりに遅くてWindows機を購入して3年ほど倉庫で眠らせていたが、Windowsへのストレスが上回り、HDD-SSD換装する決心をした。

 

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これ多分通気性悪いよね。おかげで静穏なんだろうけど。

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2000円でお釣りが返ってくるいい時代だ。

 

SanDisk社製のSSDに換装することにした。Apple製品はクラウドの使い方が上手いのでストレージをケチってもあまり困らない。しかしながら、仮想環境とか開発環境を構築するとなると512GBは欲しくなる。

 

話はそれるが最近急にwineの話を聞くようになってきた。仮想環境を作らずにWindowsのソフトをUNIX上で走らせることができるらしい。CPUを余計に占拠しないので良さそう。いつか使ってみたい。

 

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ファンコネクタが意外と硬い。

 

それなりにPCとは付き合ってきたが正直な話、このファンの下にCPUがあるものかと思っていたがそうではないらしい。ノートPCのようにヒートパイプでファン前へ熱を移動させているのだろう。

なんとなく法人向けワークステーションの構造を思い出す。

 

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摘出。

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SATAコネクタは硬いので怖い。慣れない。

 

相当薄いケーブルでSATA接続されている。つくづく思うが電磁放射とか磁気とかの影響を受けないのだろうか。

下に写っている黒い物体がファン出口の蛇腹とつながっているヒートパイプ。ここにCPUなどが配置されているのだろう。今思えばグリスを塗りなおせばよかったかもしれない。

今回は下部ベイ配置なので無線LANモジュールを取り外して下から引き出すだけで良い。上部ベイだとロジックボードを引き出さなければならないので手間が相当増える。

私が参考にしたサイトだとLate2012は上部ベイにHDDがあるとのことであったが私のは下部ベイに配置されていたのでロジックボードを引き出さずに済んだ。

 

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SATA感ある。

 

2.5 inのストレージは厚みが統一されていないらしくSSDの方がかなり薄い。確か6 mmだったかな。HDDは9.5 mm。

 

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やっぱり綺麗な配置だ。

 

逆の手順で元に戻して完了。Apple製品は意外とアドリブでどうにかなるのでありがたい。

結構いじってるものなのでMacOSのデバイス変更に対するロックがかかるかなあとか心配したけど全くなかった。最近知ったけどイメージを吸い出してディスクトップPCにインストールできるらしいね。

 

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懐かしのMountainLion。

 

フォーマットをしてOSをインストールすれば完了。

 

悲しいことにLate2018はM.2ストレージをソルダリングしてしまっているのでメモリ以外のデバイスを簡単に増設したり換装したりできなくなってしまっている。

もう1つ言うとCPUがiX 8X00B*1になったのでせめてLGA-1151ソケットを介して欲しかったなあと思う。

i9 9900Kを搭載してやろうかと思ったのに。

*1:B系統は8X00のノート用ソケット配列に対応させたもの。スペックは同等。