ナズナ記

日記

カネとキー数は減っていく

思い出してみれば、だんだん使っているキーボードのキー数が減っているなあ。と思ったのでこんなタイトルで書いてみた。

初めてのキーボード

初めてのキーボードは確かAppleのメカニカルキーボードだったと思う。画像検索をしてみるとM9034J/Aが近いかも。無線ではなかった。

今でこそああいったデザインのキーボードは結構あるけれども、当時は美しいと思える配列のキーボードなんてなかった気がする。とはいえ、今思い返せばという話なので当時の感性的にはそんなに思うところはなかったのかもしれない。ただ、スイッチの配列が曲面に沿っていて、打ちやすくかなり気に入っていたのは覚えている。

探したら奇跡的に画像が残っていた。

ゲーミングなキーボード

次に買ったのはG710p。発売当初から7年くらい使っていた。この頃のLogicoolはとても良いものを作っていたと思う。このキーボードは7年使った後も普通に使えたので友人に譲った。キー数は115キー。

卒論なキーボード

卒論を書いていて、どうもG710pの茶軸というものが気に食わなくなったので買い替えることにした。買い替えた先はHHKB。過去記事にもあるが、まあそういうことだ。そもそも、G710pを使っていて思ったのが使わなさ過ぎてほこりをかぶるキーがあるということ。そもそもテンキーなんていらないし、もっと言えばファンクションキーも1と6~8までで十分。Insertなんて誰が使うんだ。とか思っていたと思う。このころからキーが減っていった。キー数は60キー。

速いキーボード

ちょうどTwitterFILCOのStingrayを見かけて、ロープロとはどんなだろうという興味から買ってみたもの。タイピング自体は早くなった気はしたが、不満点が多すぎてすぐ使わなくなってしまった。特にキーキャップは特注な割にすぐ擦り減るし交換用のキーキャップが売っていない点が許せなかった。

変わり種

どうやって知ったか忘れたが、AKKOからAlice配列のキーボードが出ていてAliexpressから個人輸入した。このキーボードは一点を除いて最高だった。Win/Fnキーの入れ替えができない点。でも使っているとなんだかんだ慣れていった。キー数は70キー。

初キット

Alice配列キーボードを触ってから、分割型キーボードというものにかなり興味があった。関東に移住したというのもあり、遊舎工房からErgoDashを買った。Column Staggeredは忌避感がかなりあったが、カンマとピリオドの打ち間違えが少なくなりそうだし、いいか。と思って思い切った。スイッチはDurock BlackLots。底打ち感の樹脂っぽさを除けば最高のキースイッチだ。今でもたまに触りたくなる。これ以降、Row Staggeredは触らなくなった。キー数は70キー。

初プリント

このあたりから最近になってくる。

3Dプリンタを導入した。

コーディングの時に、ハイフンが遠くてイライラしていた。バックスペースキーは親指に持ってきたので、それなりに使うキーで最も遠いキーがハイフンだった。唯一手首を動かさないと届かないキーでどうにか解決したいなと思っていたところ、Dactyl Manuformのジェネレータを見つけた。何度か試作を繰り返していい感じのパラメータを探っていった。その甲斐もあってかなり気に入っている。キー数は68キー。

先日

そもそも、真に手首を動かさないのであれば数字キーもよくないのでは。というか、小指に2列もキーが割り当てられているのは非合理だ。人差し指に3列もキーを割り当ててしまったけど、結局そんなに使ってないよな。なんて思って34キーのChortylに手を出した。こう見ると、今まで使っていた配列から半分以下のキー数になったのか…と驚きを隠せない。移行コストは意外なことにほとんどなかった。あまりにスムーズに移行できたので初めからこちらにするべきだったなあと後悔もしたり。キーが指の関節の動きだけで届く範囲に絞られているのでタイピングできるポジションの安定性が極めて高い。おかげで手のポジショニングズレによるミスタイプはより減った。タイピングスピードはたぶん上がっていると思う。配列を変えてしまったので今更知る術はない。

とはいえ、少し少なすぎる気はしていて2キーほど増やして36キーにしようかと思っている。

感想

ここまで総額いくら使ったのだろう。きっと、減ったキー数万円よりは多い。

 

 

この記事を執筆するにあたって使用したキーボード。

Chortyl + Wuque Studio Morandi + Drop biip MT3 Operator Keycap Set