ナズナ記

日記

「メカクレ」の物理学

科学的にあり得ないで終わるのではなく、どう科学的に妥協すれば実現可能かと考えたほうが楽しい。

前髪が髪の毛で隠れたキャラクターを「メカクレ」とか言ったりする。視認性を考えた時、日常生活に間違いなく影響するので現実には滅多にいないだろう。

ただ、なんらかの理由を考えてみたくなる。

考察してみる

例えば、知覚できる波長が可視光外であれば目が隠れていても問題無い。

髪の毛の波長-透過率特性の文献を探してみたが見つけきれなかった。専ら美容的な分野になるので反射率の方が興味があるようだ。

経験的な面から考察してみる。

夏、髪の毛が暑くなる。光を吸収する事で熱になるが、効果的に加熱するメカニズムといえば放射だろう。要は赤外線領域は吸収しやすい。まあ、THz領域あたりまで長くなれば回折や透過は大きくなり、毛髪越しの視認はしやすくなるだろう。

紫外線側を考えてみる。コマーシャル等で「紫外線ダメージが」などの売り文句がある。と言うことは毛髪には紫外線を吸収するモードがあることがわかる。そのため大気中の紫外線では毛髪越しの視認はしづらいと推察できる。

結論

自然にもある程度存在し、毛髪を透過しやすいTHz波あたりの長い波長を検知していることにすると割と筋が通りそうだ。体温などを知覚されていそうだ。逆に言うと、遮熱窓ガラスなどがただの板になるので車はきっと運転できない。