キーボードを選定していた話。
それなりに文章を打つ作業をよくするため、ゲーミング用に使用していたLogicoolのG710pをMacに繋いで使っていた。不満はなかったが、「ゲームにはゲーム用、文章には文章用が適当であろう」と思って新調することにした。
まず、キーボードを新調するにあたって、以下の点に気をつけて選定をした。
1. Windowsマークがないこと。
2. テンキーレス(コンパクト)であること。
3. US配列であること。
4. 黒軸的な鍵打感であること。
1. 最近、Macを使うようになったため、Windowsマークがあると統一感に欠けるためである。Macキーボードでもよかったのだが、ここはあえて色んなOSでも使えるように独自のマークが無いものにしようという試み。
2. テンキーをあまり使わないので、テンキーがなくなったスペースにMagicTrackpadでも置こうかと思っているからである。キーボードの占有面積も気になっていた。大きいとその分調整がきかないのでそれを嫌がったというところもある。
3. US配列であることは別にイキっているとかそういうことでは無い。単純に"[]"や"{}"の配置がJIS配列だと上下にあるにも関わらず、"<>"が左右に配置されていて、統一感が無い。US配列だと両方とも左右に配置されている。また、JIS配列のエンターキーの形が特殊なのが気に食わないというのもある。
4. 今まで使っていたキーボードは青軸(と思い込んでいた*1 )ため、クリックと底打ち感で指に負担がかかっていた。そのため、クリック感が無い方がタイピングの際の衝撃があまり無いと考えたのだ。
(そもそも、茶軸と青軸の違いもわからない奴がキーボードに拘っても変わらないだろうとか言わない)
まず3の条件の時点で大分選択肢が限られる。この時点で残っていたのはFILCO、RealForce、HHKBであった。この3社は2〜5の条件を満たす。ここで、1の条件を同時に満たすのはHHKBとFILCO。FILCOは無刻印キーボードがあったのだが、入手性が悪く却下。残るHHKBになったのだ。
正直、MacOSだけを使用するのであればテンキー付きであるがRealForceになっていたかもしれない。色んなOSで長期的に使うことを想定していたため、今回は却下。
でもスイッチ同じだから同じようなもんだよね。(適当)
で、HHKBの中でも色々と種類がある。
やはり、買うとすれば静電圧スイッチのProfessional系。その中でも、HHKB-BT、HHKB-刻印あり、HHKB-刻印なし、がある。
まず、HHKB-BTは、
・BIOS操作に使えない。
・そもそも持ち歩かない。
・スリープ解除のレスポンスが遅い。
という点から却下した。BIOS操作に使えないのは私としてはかなりのマイナス点。Mac機にはBIOSはないけれども安心感が違う。結局は宗教的なアレ。
HHKB-刻印ありは、他のHHKBと比べて欠点はなかった。しかし、色んなOSで使うとなると場合によってはキー配列を変えることになったり、無いキーにキーを割り当てるようなこともあるであろう。そのため、刻印はない方がいいという考えに至った。また、刻印があると指先に若干当たるというか違和感があるのだ。これが結構不快。しかも使っていればどうせ消えていくのだから別OSでの使用を考えなくても無い方がいいと判断した。
ちなみに、今までフルサイズキーボードしか使ったことがなかったので、こんな無粋なものを壁に貼り付けている。
実は、もう購入していて、この記事を執筆している間にもう配列はある程度覚えてしまった。1ヶ月もすればこの無粋なカンニングペーパーを捨てることができるであろう。
無刻印は使ったことがなかったため、かなり身構えたが別にいつも通り使えば問題なかった。そもそも、タッチタイピングができていれば不自由なく使えるような気がする。
製品自体に一つ不満を言うとしたらEscキーだけ赤色に染めたかった。青色のキーキャップは純正であるのだがなあ。
色んなサイトを見てイメージはしていたが、届いてみると相当小さいことに驚いた。
参考程度にiPhoneを置いてみたがやはり大きく見える。
フルサイズしか使ったことがなかったのでこの大きさはなかなかに衝撃であった。
使用感などは別の記事にしたいと思う。
*1:私が使っていたG710pは押下圧55 gである。また、スイッチの色が茶色だったため、Cherry MX茶軸の可能性が高い。